動画はSNSと連携することでより効果的に

イマドキの動画、拡散されなければ意味がない!?

イマドキの動画マーケティングは、拡散性が命です。
短い動画が60秒程度で内容をまとめ、SNSで拡散されて「いいね!」や「RT(リツイート)」を数多く獲得しているように、インプレッションを高めるためには、SNSと動画の連携が命となります。

Twitterでは1分程度、Facebookでは4分程度が、動画再生時間のピークであり、短ければ短いほど、簡潔にものごとをまとめることができます。
今はスマートフォンを使って一般人が自由に動画を撮影することができ、工夫をこらした動画を作成することで、SNSで拡散され、一般人から一気に知る人ぞ知る有名人に成り上がったインフルエンサーも数多くいます。

また、町であった面白い風景を撮影した動画が数多くのインプレッションを獲得するとか、動物園やペットショップなどが面白おかしい動物の姿を動画でとらえることに成功し、宣伝効果を持ちリアルに多くの来場者を獲得するなど、経済効果も生まれています。
小さい画面で多くの情報を伝えられる動画は、SNSとの相性が抜群で、良い動画を作ればマーケティング効果は絶大なのです。

ですが、SNSとの連携にはいくつかの注目すべき点があります。
では、動画とSNSの関係にはどのようなものがあるのでしょうか。見ていきましょう。

  

1. 6秒動画のVINEがサービスを終了した背景

しかし、動画は短ければ短いほど良いというものでもありません。
6秒動画をループして表示し、若者に人気のあったサービスであるVINEは、サービスを終了してしまいました。

VINEが終了した背景には、Twitter社による買収と、Twitterの動画対応があります。
Twitter社に買収されたVINEは、当初はTwitterと連携することでスムーズに動画をアップロードできていたのですが、そのうちTwitterそのものに動画をアップロードする機能が搭載され、あえてVINEに動画を投稿する意味合いがなくなってしまいました。

ここから学ぶべきことは、動画サービスのひとつに依存してはいけないということです。
VINEだけ、Twitter動画だけ、Youtubeだけ、ニコニコ動画だけで動画を作成してプラットフォームに依存していては、そのサービスが突然終了してしまうリスクがあります。

VINEの場合はとくに、動画の6秒というものに問題があったわけではなく、Twitterとの連携がうまくいかなかったり、インフルエンサーが外部に流出したりなどの問題点がありました。
また、お家騒動などで突如サービスが終了することも考えられます。

   

2. 1分料理動画のクラシルがブレイク
 

いま、1分で料理を行う動画を配信しているクラシルという会社がブレイクしているのをご存知でしょうか。
1分で料理ができるわけではありません。料理の行程を動画で1分にまとめて、SNSで流している会社です。

クラシルは当初、3分や10分といった動画も配信していたのですが、SNSでの反響をみて、どんどん動画を短くしていき、最終的に1分にたどり着いたそうです。
クラシルは、自社での動画サーバーもそなえていますが、SNS上の動画サービスなども積極利用しています。

同じ動画を複数のメディアで展開することでリーチを伸ばし、インプレッションを数多く獲得していき、新しい顧客にアプローチしていく作戦です。
レシピそのものは、サイトを見てみるとそれほど凝った作りではなく、シンプルに料理の説明がされているだけです。

ですが、クラシルは動画に力を入れており、1分や1分半などの短い時間で早送りした動画をアップロードしています。
プロが専用のスタジオで調理したものを撮影し、早送りにするところは早送りにして、短くて見やすい動画を作っているのです。

これが、見ているだけでも楽しく、参考になるとして、いま大人気になっています。
クラシル

   

3. ニコニコ動画やYoutubeには拡散効果が足りない

ニコニコ動画やYoutubeは、拡散効果が足りません。
かろうじてSNSでシェアするためのボタンはついているのですが、それでも、コメントを残すにはサイトにログインして、サイト上で動画にコメントをつけなければなりません。

最近、Youtube動画で世界的にブレイクしたのは、ピコ太郎の「Pen Pineapple Apple Pen」ことPPAPですが、これも、ジャスティン・ビーバーがTwitterでシェアする前に、3000万人のフォロワーを持つインフルエンサーの9GAGというアカウントが、インスタグラム上で拡散したことがきっかけです。
最初はインスタグラムでブレイクして、そこからジャスティン・ビーバーのTwitterでシェアされ、拡散していきました。きっかけはインスタだったのです。

   

動画プラットフォーム選びは肝心!

いまはスマートフォンの時代です。
そのため、友達についシェアしたくなるような動画が、人気を集めるものと思われます。
動画プラットフォームを選ぶ際は、スマートフォンで見やすいか、そして、コメントをつけて拡散しやすいかなども考えていく必要があるでしょう。

 

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