ウェブサイトのアクセスアップ方法をSEOの観点から考える

ウェブサイトのアクセスアップ方法をSEOの観点から考える

「ウェブサイトを立ち上げてコンテンツ・マーケティングを実施しているけれど、アクセス数が伸びないなあ」
「SEOって難しいな。なかなかページビューが伸びないぞ」

そんな風に思っていませんか?
コンテンツ・マーケティングはシンプルなようで非常に奥が深く、なかなかアクセスはアップしません。今の世の中、スマホを持っている人が9割を超え、高齢者もインターネットを楽しんでいることも。

そして、人の時間は1日24時間と決まっており、日本人が1日のうちにアクセスできるWebサイトの量、つまり閲覧数の総数はこれ以上、増えないのではないでしょうか。つまり、日本人が人口減少社会に入ったと同時に、WebのPV総数は減ってくるということです。

そんな中、読者の取り合いですよね。
どうすれば自社のウェブサイトをアクセスアップすることができるのでしょうか。答えはSEOです。Google.co.jpのアクセス数は公表されていませんが、確実に検索する人は増えているはずです。いまやGoogleだけでなくTwitterやInstagramなどで検索し、生活する人が増え分散化されていますが、それでもGoogleのテクノロジーは素晴らしく、アルゴリズムは常にブラッシュアップされています。

1. アクセスを増やすSEO対策の4パターン

アクセスアップの方法を考える際に、4つの流入増加パターンを考えてみましょう。「検索順位の上昇」「広告を出してリワードしてみる」「ソーシャルで交流して自社のファンを増やす」「コンテンツの質を高めて被リンクを受ける」といった手段があります。

どれも正当な方法です。それぞれ解説していきましょう。

2. 検索順位の上昇

当サイトでも何度も見てきましたが、SEO対策を行って検索上位を上げていきます。SEOのテクニックについては当サイトに掲載されていますので参照してください。

3. 広告を出してリワードしてみる

仮にキーワードが絞り込めており、ある程度の検索ボリュームが見込めるのであれば、広告を出稿してみましょう。Google検索でキーワードを対象としたAdwords広告は、流入があってはじめて課金される方式です。

そしてFacebookは、年齢層と地域をターゲットとして出稿できるのでコンバージョン率が高く、非常に精度が高いのでおすすめです。あなたの会社の製品やサービスが、ターゲットを絞り込むことに成功してるのであれば、チャンスです。Facebookは実名制SNSのため、実年齢と名前や住んでいる地域を公開している人が大部分で、Facebookではターゲットを設定して効果の高い広告を流すことができます。

30代の独身女性なら婚活支援サイトが、40代の管理職ならビジネスの自己啓発セミナーが、という風にアクセスした人によって見える広告が異なるのは面白いですよね。自然と関心が高い領域に出稿できるためCVしやすいのが特徴です。

またTwitterでプロモーションを流すのも良いのではないでしょうか。Twitterを楽しんでいると、「RTで新製品プレゼント!」みたいな新製品が流れてきませんか?ああしたプロモーションを仕掛けるのもありです。しかしリツイートだけ増えて、商品を送って終わり、というのでは意味がないので効果的なプロモーションを考えましょう。

まず認知を高めるのが先決です。

インスタグラムの広告は、2018年1月現在では辞めた方が良いでしょう。インスタグラムは芸能人・インフルエンサーの投稿を中心としてスパムが蔓延しており、かなり広告は嫌がられます。

女性芸能人のインスタ投稿に、「○○で10kg痩せたよ!」といったリプライがついているのを見たことありませんか?あの投稿です。非常に蔓延しており、一般のインスタユーザーだけでなく芸能人まで辟易としているのです。

それでも広告を使いたいのであれば、インフルエンサーに依頼して#PRタグを上手に使いながら拡散してもらうことが良いでしょう。ただしインフルエンサーの場合は、自分の作り上げているタイムラインの世界観と、PRをお願いしたいサービス・商品のイメージが合致していなければなかなかOKをしてもらえません。

それぐらい、インフルエンサーは自分のタイムラインに流れる価値観を重視しており、インスタの場合はそれが写真で表現できるため、より強調されるのです。その分、世界観とマッチしたときの効果は絶大です。

そしてインスタPR投稿では、ステマを防ぐためPRというハッシュタグを必ずつけるようにしましょう。ステルス・マーケティングしたいところですが、それは簡単に見抜かれてしまいます。ステマはあまりインターネット上で歓迎されませんので、注意したほうが良いのです。

インスタのPR投稿では、たとえば(@tomo_mm0103)というアカウントがあります。ユニクロをスタイリッシュに着こなしているもので、ユニクロという格安ブランドながらもとても上手にコーディネイトしています。身近に買うことができる手頃な服ばかりなので、フォロワーは4.5万人を超え、顔出しはしていないもののかなりスタイルがよく美しい女性であることがわかります。

その@tomo_mm0103さんは、ときどきコーディネイトにあわせた靴や時計の投稿も行います。これは明らかにスポンサー依頼のものですが、投稿の雰囲気とマッチしているため、上手に日常へ取り込んでいす。嫌味なくタイムラインを汚すこと無く、世界観を表しているため、コンバージョン率も高いことが想像できます。

4. ソーシャルで交流して自社のファンを増やす

ソーシャルで交流することでファンを増やし、Webサイトの更新時に流入を得ることができます。ソーシャルは言葉の使い方を学ぶことができるので表現力向上のためにもおすすめです。

しかしクソリプと呼ばれる、非難がましいリプライが来ることや、競合相手が一般人になりすましてあなたの会社を批判してくるかもしれません。そういった、オンライン・トラブルは怖いものですが、それでもWebで情報発信してく上においては、こうした多少の衝突はしかたのないものです。

リプライで直接いわれなくとも、ライバルがネガティブSEOをしてくることもありますし、口コミサイトでマイナスなことを書かれる場合もあります。よって、これは慣れるしかありません。徐々にネットで情報発信するコツがつくようになります。

どうしても不快なコメントが怖いのであれば、Twitterなどは設定にクオリティフィルターがありますので、フィルターをONにすることで品質の低いリプライを見なくてすむようになります。

ここまで予防線を張りましたが、実際はそれほど企業アカウントに対して暴言を吐く人はいません。よほどトラブルでこじれた関係があれば別ですが、まっとうに営業している中小企業に対して業務妨害をする人はいないでしょう。

SNSを上手に使ってファンを増やしている例としては、KAGAYA(@KAGAYA_11949)というカメラマンのアカウントがあります。作品制作をしている個人で、空に関しての情報を集中的に流しています。

アカウントフォロワーは53万人を超えています。フォローが13人しかないので、莫大な数のフォロワーを抱えており、圧倒的な支持を受けています。余計な情報は流さず、みんなが大好きな星空の情報をリアルタイムで流し、「空をご覧ください。今夜は○○流星群が見えます」といった情報を提供しています。

無料で自分の撮影した画像もアップロードし、認知を広げています。これだけのフォロワーがいれば、依頼はひっきりなしでしょう。専門性に特化して、有益な情報、世間が欲しがる情報だけを流し続けた結果です。

星空関連以外の仕事は断っているのかもしれませんが、これだけ有益な情報を発信すれば、仕事の依頼は必ず多くやってきます。SNSを育てるということはとても大切なことなのです。SNSからブログにアクセスを流せば、Webサイトのアクセスアップにつながります。

5. コンテンツの質を高めて被リンクを受ける

そして何より、コンテンツの質を高めて被リンクを受けることはとても重要です。
ホワイトハットSEOというもので、中身を良くしていきます。
コンテンツの質を高めるということは、何よりオリジナリティを重視するということです。
ここでしか読めない情報、ここでしかできない解釈、ここでしか見ることができない製品やサービス、そして物語などが必要です。

そうすれば、リンクは自動的に増えていきます。
サービスや製品にかける思い、仕事において蓄積したノウハウや得た知見を公開していきましょう!とても役に立ちますので、非常におすすめです。

被リンクを得る時、どうやって集めれば良いのでしょうか。
まずは、インプットしなくとも書ける記事は書かないことです。雑談や雑記、個人のオピニオンなどは一切不要です。

なぜなら、Googleは雑記ブログを圏外に飛ばす傾向があるからです。それに、雑記はインプットしなくとも書けるもののため、知識人であっても良質なブログを書くことは困難です。丁寧に、情報を仕入れて、本やビジネスで経験したことをアウトプットしていきましょう。

基本は、有益な情報を提供することです。思考の記録でも良いですし、流行りモノの本の紹介でも良いでしょう。また、自分たちが仕事で得た知見を流していくのも喜ばれます。

インターネット世論が何を求めているか、経験に裏打ちされた情報を配信しましょう。
その情報を求めている人が世の中に必ずいるはずです。

業界のトレンドや、自社のニュースもいいでしょう。ただ、自社製品のPR投稿を延々と繰り返しているだけでは、Webのアクセス数は増えません。勇気を出して情報発信していくことが大切です。

6. アクセスアップは今日から可能!

あとはGoogleアナリティクスをいれて、PDCAを回しましょう!日頃のフィードバックがその成果となります。アクセスアップすれば、励みになりますし、モチベーションも高まります。

中小企業がブランド価値を高めていくには、ウェブ時代こそ最適なのです。
情報発信すればより良い情報が入ってきます。スマートな情報を流すためにも、自分の感度を高めることがまずは肝心です。

 

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