訪日外国人の数は年々増え続け、いまでは年間2000万人を突破しています。
これが2020年には東京オリンピックが開催されますので、さらに訪日外国人は増えていくことでしょう。
外国人向けに動画マーケティングを行いたい場合、もっとも効果的なのが、Instagram(インスタグラム)です。
日本に訪れる外国人観光客は、中国の方が多いのですが、中国はインスタグラムが使えません。
インスタグラムを使って日本の観光先を決めているのが、欧米の方です。
人間は、知識のある場所に行ってみたいと感じる傾向があります。
渋谷の交差点なら交差点で、見たことのある場所であれば、自分の目で確認して、そして実際に訪れて写真や動画を撮影したい!と感じるものなのです。
多くの欧米人が、たとえば渋谷なら、「#shibuya」とハッシュタグをつけて、動画や写真をインスタにアップロードしています。
そして、まだ日本に来ていない、これから来ようと考えている外国人は、行きたい場所をハッシュタグで検索して、渋谷スクランブル交差点の様子を観察します。
そのため、たとえば、渋谷の交差点の真ん中で、何か迷惑にならない程度のパフォーマンス、プロモーションの動画を取って、ハッシュタグをつけて投稿すると、動画マーケティングにつながるでしょう。
ここでのポイントは、英語でハッシュタグをつけることです。
外国人は日本語がわかりませんから、日本語のハッシュタグはあまり効果がありません。
これを、外国人に人気の「東伏見稲荷神社」などでも動画を撮影して、同様にハッシュタグをつけて、投稿すると良いでしょう。
ヨーロッパやアメリカは、日本から遠く離れています。
日本に来る外国人の多くが中国人・韓国人であることを考えると、やはり欧米にとって日本は遠い国なのです。
そこで、そうまでしてわざわざ遠い国に来てくれる欧米人は、日本の文化に興味を抱いています。
たとえば、アニメが非常に好きだったり、忍者に関心があったり。
そうした、いかにも日本文化を象徴していて、欧米人が喜びそうな、オリエンタリズムあふれるコンテンツを配信していくと喜ばれるでしょう。
もっとも好まれるのは、「忍者」です。
たとえば、ドリンクメーカーのサントリーは、女子高生を忍者にして、街中を飛び回らせるという動画を作成しています。
この忍者女子高生は900万回再生され、世界中で視聴されるコンテンツとなりました。
世界の流行のトレンドを牽引する、女子高生、と、外国人がロマンを感じやすい忍者のコンテンツをかけあわせ、世界中でヒットしました。
英語の字幕もつけているので、最初から世界をターゲットにした動画マーケティングのようです。
動画にはコメントがつけられなくなっていますが、5000件近くの良い評価がつき、女子高生×忍者の相性の良さがうかがえます。
マキビシ、丸太、身代わりの術、壁登り、壁下り、回転など、まさに外国人が、「これが見たかった!」というようなコンテンツです。
女子高生の制服も非常に可愛らしく、愛される動画となっています。
これは少し前の時期の動画でYoutube動画ですが、こうしたプロモーションを応用して、日本の観光地で忍者がかけまわり、インスタで「#ninja #shibuya」などのハッシュタグをつけると、とくに欧米人は興味深く見てくれることでしょう。
あとは、日本の通勤ラッシュなども、日本独自の珍しい現象として、一度この目で見たいと感じている欧米人は非常に多いのです。
また、渋谷のスクランブル交差点が外国人に人気なのは、あまりに人通りが多いながらも、誰ひとりとしてぶつかることなく、マナーよく、歩いているからです。
こうした日本独自の文化も、動画にしてみるヒントになることでしょう。
私達が日頃、何気なく行っている所作や、他人を思いやるマナーなどが、外国人には驚嘆すべきものなのです。
そうした外国人目線を持ってみましょう。
いまは、テレビで日本をテーマにしたテレビが数多くやっていますし、海外在住の日本人も積極的に情報発信していますので、どういったテーマが、欧米と日本の差異なのか、日本がどのようにロマンを抱かれているのかをリサーチしてみると良いでしょう。
日本には、労働時間が長いなどのネガティブな側面がありますが、観光として訪れるには最高の場所だと欧米人は感じるようです。
おもてなしの心を動画で再現して、インスタでハッシュタグをつけて投稿しましょう!
世界中の人が関心を抱いてくれます。
インスタは日本では20代女子の利用が多いですが、世界では、年齢問わず利用されていますので、インバウンド誘致に積極的に使うことができます。
欧米人のインバウンドは、インスタが欠かせません。
英語のハッシュタグを駆使して、アプローチしていきましょう。
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