動画マーケティングが進んでいるのは飲料業界!トレンドを紹介

ドリンクの業界と動画マーケティングって相性が良い?

飲料は一年間を通して需要があるものです。
特に夏は冷たいドリンク、冬は温かいドリンクの需要が伸びます。
そこで、飲料業界も、動画マーケティングに力を入れています。
一体どのような動画が投稿され、マーケティングに利用されているのでしょうか。

飲料は、味もさることながら、イメージが命です。
そのため、テレビCMよりも長めで、世界観を強調できるような動画マーケティングが必要とされます。
飲んだ人がどのような気分になれるのか、積極的にアプローチし、世界観を表明していく必要があります。

   

1. ギネスビールを特別な日以外も飲んでもらおう

海外では、ギネスビールは聖パトリックの祝日に飲むドリンクというイメージが形成されています。
そこで、ギネスビールは通常の日にもギネスビールを飲んでもらいたいと考え、キャンペーンを展開しました。

車椅子のバスケットボール選手たちが、練習で汗を流しています。
練習では、ぶつかりあいなどがあり、激しい練習風景が流れます。
練習の動画が流れたあと、実は、練習に参加していたのは障害者ではなく、健常者の仲間たちだったことが明かされます。

健常者の仲間が、車椅子バスケットボールの練習につきあっていたのです。
男の友情シーンが流れて、ギネスビールで乾杯!動画は890万回再生され、みごとギネスビールは、聖パトリックの日以外にも飲まれるようになったとのことです。

良い評価も49000以上つき、好評だったようです。
世界中から、「感動した」「友情に乾杯!」「ギネスビールを飲みたくなった!」などのコメントが寄せられ、プロモーションに成功しています。
ナレーションは英語ですが、言葉が通じなくとも世界観が伝わるため、世界中で再生されています。

   

2. ネスカフェのYoutuberコラボレーション

ネスカフェは、Yotuberとコラボして、「ふわラテ」キャンペーンを展開しました。
Yotuber6人と提携して、コンペ形式で動画を募集。
コンペスタイルにすることで、ユーザーの関心を高め、動画へのコンバージョンを高めました。

コンペに勝利したのは、佐々木あさひさんというYoutuberの方です。
英語のキャプションもついていて、ゆるふわ女子の作り方を教えてくれます。
ふわラテというドリンク独特の、ふわっとした感じをメイクで紹介していて、1分にメイクアップをおさめたスピード感あふれる動画です。

国内外で人気のYoutuberを起用することで、ユーザーの注目を集めました。
企業が作る動画とは一味違って、動画作成技術はプロ並みながらも、広告のプロモーションは素人であるYoutuberを起用することで、ひとあじ違った動画が仕上がりました。

動画の再生回数は130万回を超え、ネスカフェエクセラの売り上げにも貢献しました。
冬場、ネスカフェエクセラを飲んでふわっとした気持ちになることと、動画のゆるふわ女子のメイクがうまくマッチして、コラボレーションに至った例です。

   

3. サントリーの忍者女子高生大回転

サントリーの忍者女子高生は、女子高生が忍者のように学校や街の中をぴょんぴょんと飛び回る動画です。
848万回も再生され、大ヒットとなりました。
英語のキャプションもついているので、世界中でヒットしたようです。

忍者はインバウンド向け訪日外国人や、海外に住む、日本に関心を持っている外国人に、愛されるコンテンツですので、忍者が選ばれたようです。
このサントリーの動画にはコメントできないのですが、良い評価も46000回ついており、忍者への関心の高さがうかがえます。

まきびしや丸太による身代わりの術、壁登りや落下、回転など、外国人が忍者に抱くイメージをそのまま投影しており、制服姿の女子高生がところせましと駆け回ります。

この動画の特徴は、最後の最後まで、ドリンクの宣伝が行われないところです。
最後の20秒になってようやく、サントリーのドリンクが出てきます。
そのC.C.レモンも、激しい回転のあとで泡が吹いており、美味しそうに飲むシーンなどは映っていません。

忍者という、日本に関心を持つ外国人が誰しも憧れる存在を、うまくコンテンツにしているといえるでしょう。

   

動画マーケティングは、飲料業界が結構進んでる

いかがでしたでしょうか。
飲料業界は、イメージが重要です。飲んだときにどのような気分になるのか、世界観をあらわす動画が人気のようです。
ユーザーも、そのドリンクを飲んだときの風景を思い描くことができ、動画マーケティングとドリンク業界の相性は抜群です。

ドリンクはテレビCMでも人気のコンテンツであり、インターネット上の動画マーケティングでも人気がある広告のひとつです。
広告らしさを消しているものもあれば、全面に押し出しているものもありますが、どちらもユーザーに好意的に受け入れられており、インパクトは抜群です。

 

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