YouTubeの関連ワード検索ツールには様々なものがあります。
今回は、使える関連ワード検索ツールをご紹介します。
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2014年9月4日の記事の通り、”YouTube ads keyword tool”は9月1日付で使用不可能となりました。
そして今、GoogleとYouTubeは新しく”the Display Planner in AdWords”を関連ワード検索で使用するように推奨しています。
去年のGoogleに引き続き、YouTubeによる関連ワード検索ツールの消失により、ユーザーは苛立ちを隠せないでいます。
しかし私は、その現状に異議を申し立てます。
だって…
“使い勝手の悪いツールが消えて、せいせいしません?”
4つのツールを検証する前に、まずはYouTubeのキーワード検索ツールがどのような使い勝手だったか思い出してみましょう。
YouTubeの関連ワード検索ツールは2008年11月に導入され、広告主でなくとも利用できました。
これはユーザーに3つの方法で関連ワードを表示してくれます。
記述的単語:検索したいもの自体を入力する(例:抹茶)
YouTubeのIDやURL:YouTubeのIDやURLを直接入れる
知りたい層:特定の層がどんな動画を見たい時などに使う(例:性別や年齢)
しかし、私が2011年11月に出版した”YouTube and Video Marketing: An Hour a Day”の第2版で、私は「実際に検索で出てくる結果は目的に適していない。」と書きました。
例を見てみましょう。
YouTube関連ワード検索で「抹茶」と検索した際、月間で21800件ほど検索されていると結果が出ました。
しかし、それと同時に、なぜか「熱い竿」が関連ワードとして出てきます。
「開発者は真剣にプログラムを組んでいたのか?」とさえ疑ってしまうような、怪しい結果が出てくるのです。
2009年12月には新しく、”YouTube’s Video Targeting Tool”が導入されましたが、2012年2月には消えてしまいました。
そして、先程述べたYouTubeのIDやURLでの検索は、2013年には出来なくなってしまいました。
YouTube関連ワード検索で先週まで使えたのは、記述的な単語での検索のみでした。
そのため結局は使い勝手が悪く、他のツールが出てきてから、私はYouTube関連ワード検索を使わなくなりました。
それでは、どのツールが一番効果的なのか検証していきましょう。
YouTubeのオートコンプリート機能
キーワード検索をする際、YouTubeのドロップダウン形式のオートコンプリート候補を使うでしょう。
この機能は2008年5月に導入され、ユーチューバーたちは動画をより早く検索出来るようになりました。
一つの単語を入れるとその後にその単語に関連した単語が出てきて、検索しやすくなっています。
例えば、画像のようにfunnyと入力すると、funny videos, funny pranks, funny vines, funny cats, funny cat videos, funny animals, funny fails, funny videos 2014, funny songs, funny vines 2014などと表示されます。
Google トレンド
Googleトレンドは、人気の検索ワードを時間帯や場所によって知る事ができます。
2013年3月にGoogleトレンドはYouTubeの検索結果を2008年まで遡れるようになりました。
そのため、さらにトレンドを知る事ができるようになりました。
Googleトレンドで5つの単語をコマで分けて入力してみましょう。
そして、ページの上のウェブサーチからYouTubeサーチを選択し、そこから国別や世界中を選び、知りたい期間を選びましょう。
YouTubeトレンド
これは2010年に導入されたツールです。
これを利用すると、常に最新の検索ランキングの上位に表示されるようになります。
さらに、その時点でYouTubeで話題となっているキーワードや動画を表示してくれます。
また、アメリカ国内で州ごとや年代別でも人気の単語や動画を知ることができます。
たとえば、ボストンとマンチェスターで土曜に一番再生された動画は”ミュータントジャイアント蜘蛛犬”。
再生回数は23,608,861回。
このトレンドを見た違う国の誰かが同じ動画を作って大ヒットすると予測出来ます。
他の地域のトレンドを分析するのは、流行に乗る最大の近道なのです。
もしこの動画を見たことが無ければ見てみてください。
癒されます。(蜘蛛と犬が怖くなければね)
AdWordsのDisplay Planner
現在、GoogleとYouTubeは有料のAdWordsのDisplay Plannerを推奨しています。
今はそれに従うしかないのかもしれません。
Carlaが2014年4月に執筆した”YouTube Creator Playbook for Brands”では、有料コンテンツでの宣伝の重要性について述べています。
「広告は大勢の人の目に止まってこそ効果が出る。確実にターゲットの人の目に止まる確証があるならばその手を使うべき。」
「元々万単位での購読者がいるなら広告は商品が出るたびに購読者に送ればいいだろう。しかし購読者がいない場合、まずは人に見てもらうために大体の企業は有料広告を利用している。」
もちろんYouTubeはどんな検索方法も強要はしていません。
しかし、結果として有料広告を使っている企業の広告の効果は高いと言われています。
広告を活かすかどうかは自分次第です。
元記事はコチラ
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