インスタグラム(Instagram)の動画広告は大成功しています。
インスタからの動画広告流入も非常に多く、主に若くてファッションや流行に敏感な女性の間で話題となっています。
Youtubeをしのぐ勢いを持っているインスの動画は、何がそんなに優れているのでしょうか。基本的には、以下の3つの条件を満たしているため、インスタ動画はYoutubeを超えていくものだと考えられています。
そのインスタグラムの動画ですが、60秒しか表示できません。
Youtubeでは、1時間を超える動画をアップロードすることが可能なのですが、インスタはわずか60秒。ですが、これまでYoutubeでは、長すぎると感じていた若い人にちょうどよい長さの動画を提供することができるようになったのです。
また、短いおかげで、動画の最中にYoutubeのように広告が挟まれることがありません。Youtubeにおける動画開始前の広告配信を、うっとうしいと思っていた若い人は多かったのです。インスタ動画は、60秒しかないため、スマホでもストレスなく表示することができます。
また、Youtubeでは4分ほどの時点で離脱率が増え、Facebook動画では、1分半ほどの動画が人気だというリサーチ結果もあり、1分という長さは絶妙だといえるでしょう。最初はインスタも15秒の動画だったのですが、より贅沢にメッセージを伝えることができるようになるため、60秒の動画にアップグレードされました。
これにより、インスタグラムもよりフィード(タイムライン)上に、ユーザーを滞在してもらうことができ、視聴効果と滞在効果が長くなります。60秒動画の導入は、よりリアルタイムでメッセージを伝えるのに効果的なのです。これは、Youtubeにはないものです。
また、スマートフォンユーザーの8割が動画サービスを利用していることもあり、動画マーケティングとスマートフォンは切っても切り離せないものです。ですが、外でスマートフォンにて動画を見るには、速度制限がつきものです。容量制限にひっかかってしまうため、Youtubeの動画広告はスマホで動画を視聴する若年層にとっては、非常に相性が悪いものとなります。
ユーザーは、もっと手軽に、気軽に動画を見たいと感じているのです。その点において、60秒で気軽にみたり投稿したりすることのできるインスタ動画は、スマホとの親和性が非常に高いのです。
インスタグラムは、興味がない人はフォローしなければいいだけという文化があります。そのため、非常に炎上しにくいのです。
たとえば、テレビやネットで炎上し、さんざんバッシングを受けたベッキーも、インスタグラムに復帰したときは「おかえり」の声であふれ、現在も定期的に更新を続け温かい声援を受け続けています。インスタ動画のバイラル効果は、炎上しにくく、企業にとっても思いきったマーケティングをしやすいというメリットがあります。
また、口コミ効果もあります。これは、Youtubeが拡散効果を持っていないことを考えると、画期的なものです。このバイラル効果があるのが、インスタ動画の特徴です。この点においても、インスタ動画はYoutube動画を超えていくものと考えられます。
インスタグラムには、莫大なフォロワーを抱えるインフルエンサーと呼ばれる人たちがいます。インフルエンサーの紹介する動画、写真には数多くの「いいね!」がつき、再生数も伸びますし、実際の売り上げにも貢献します。
FacebookやTwitterでは、「ステマ(ステルスマーケティング)」と呼ばれて敬遠されてしまうこれらのインフルエンサーの広告も、インスタでは好意的に受け入れられています。莫大なリーチを獲得することができ、コメントなども多数つきます。
数百万人のフォロワーを抱えるインフルエンサーを起用するか、それとも特定のジャンルで人気の高いフォロワー数万人規模のインフルエンサーを起用するかは、その企業が深くエンゲージメントを獲得したいのか、より広くコンバージョンを獲得したいのかによります。
インスタにはさまざまなインフルエンサーがいるので、前出のバイラル効果と相まって、大きなインプレッションを得ることができるようになります。
インスタ動画は、さまざまな面で若者のカルチャーにフィットしています。
当初は写真を通じたコミュニケーションが主流だったものが、だんだんと動画にシフトしていき、ユーザーの多くがインスタ動画を好んで視聴しています。
スマートフォンが普及するにしたがって動画の再生数も伸び、インスタ動画の視聴数は伸びる一方です。
より効果的に、若者にアプローチすることができるでしょう。Youtubeよりもインスタ動画のほうが、高い可能性があるのです。
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