Youtubeのモバイルアプリがチャット機能を搭載。ビジネスに使える?

Youtubeのモバイルアプリが結構面白い

いつも動画のアップロード用のプラットフォームとしてよく使うYoutube。
そのモバイルアプリは使っていますか?スマートフォンなどでアプリをダウンロードすると、Youtubeのモバイルアプリが使えるようになります。

ブラウザからYoutubeを見るよりもはるかに便利なので、多くの人がダウンロードしています。
そのモバイルアプリですが、一部ユーザーには利用が可能でテスト状態だった「チャット機能」を搭載することになりました。

チャット機能が搭載されることによって、Youtubeは、よりメッセンジャー的な色合いが強くなります。
LINEにFacebookメッセンジャーにカカオトークと、メッセンジャー市場は花盛りですが、それがYoutubeでも可能になるのです。

動画を見ながら、そのテーマについて語り合うことができます。
もちろん、気のあった人であれば、見知らぬ人とでもチャットができますので、これはLINEやFacebookメッセンジャーなどと違って、開かれたチャットツールの側面が強くなるでしょう。

   

優れたYoutubeモバイルチャットのインターフェース

このYoutubeモバイルアプリのインターフェースは、非常に優れています。
チャットが伸びても上に動画が固定されており、動画の視聴をチャットが妨げることがありません。
また、動画の途中でもチャットを楽しむことができるので、実況的な使い方も考えられます。

インターフェースが使いやすく改良されているのは、さすがカナダとアメリカの一部でさんざんテストを繰り返した成果でもあるでしょう。
非常に使いやすいので、チャットを楽しみながら動画を視聴し、終わった後も語り合うことができます。
動画という共通項を通じて知り合った人ですので共通の話題も多く、他の動画に誘ったり、発展的な話題を提供したりもできます。

従来は、Youtubeのコメント機能は、チャット式になっておらず、掲示板のような使い方しかできませんでした。
心無いコメントを避けるためにコメントをオフにする動画投稿者も多く、あまりコミュニケーション面には力を入れていなかった、というのが現状でした。

ですが、Youtubeのモバイルアプリに動画チャット機能を搭載することによって、その優れたインターフェースでより話しやすく、コミュニケーションが取りやすくなっています。
掲示板という静的な機能から、チャットという動的な機能へ、よりインタラクティブな方向性へYoutubeは進化しつつあるのです。

   

動画マーケティングにも使える!?

たとえば、動画を配信して24時間以内は、配信している企業がチャットでなんでも答える、というふうな使い方が考えられるでしょう。
動画マーケティングの一環として、チャット機能を使うことで、より視聴者、つまり消費者とのコミュニケーションが取れるようになります。

ただし、チャットはオープンなものですので、誰にでも見えるので個人的な情報を得ることは困難になります。
Youtubeアプリのチャット機能は、まだDM(ダイレクトメール)機能は搭載されていないため、個人情報や秘密の質問などを得ることは難しく、オープンな情報しかやりとりできない、という事情になってしまいます。

また、チャットになると、ログが長くなりますので後から来たユーザーがそれを見ても、何の話をしているかがわからず、また同じ質問に何度も応えなければならない、という手間もかかるようになるでしょう。

しかし、それらのハンデやリスクなどは考えられるものの、動画マーケティングにおいてコミュニケーションが取れるようになったことは大きく、Youtubeに欠けている拡散機能を補って余りあるものです。

ユーザーとコミュニケーションを取ることができるようになれば、動画の内容だけでなく、企業そのものにフレンドリーな感情を抱いてもらえることができます。

スマホからやりとりできれば、若い従業員に動画マーケティングを任せることができるようになるでしょう。
やはり動画マーケティングは若い人が担当についたほうが同年代のターゲット層に訴求しやすく、わかりやすく寄り添った動画が配信できるのです。

   

進化し続けるYoutube

Youtubeには、相変わらずソーシャルの機能が欠けています。
拡散することが非常に面倒なため、シェアする機能はあるのですが、動画がバイラルしにくいのです。
その点において、口コミ効果をもつインスタグラムや、Twitterなどが伸びているのは想像に難くないでしょう。

ですが、Youtubeがチャット機能を搭載したことで、また独自の進化を遂げようとしています。
チャット機能の搭載によって、企業が頑張って作った動画に、より視聴者・消費者を惹きつけることができるようになるのです。

Youtubeは今後もさまざまな機能を搭載することでしょう。コメントをつけて拡散できるようになるソーシャル的な動きができるのが一番時勢にあっているのですが、未だその実現はまだのようです。
しかし、チャット機能の搭載によって、より深いディープなコミュニケーションが可能となりました。

 

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