インナーブランディング動画とは何か、インナーブランディングに動画を活用するとどのようなメリットがあるのか知りたいのではないでしょうか?
インナーブランディング動画とは、社内の従業員に向けて企業の理念やビジョンを伝えるために制作されたブランディング動画のひとつです。
インナーブランディングに動画を活用することで、文字だけでは伝えきれない企業の理念を従業員に周知徹底でき、一度制作すれば何度も利用できます。
この記事では、インナーブランディング動画のメリットや利用シーン、活用するポイント、事例をご紹介します。
インナーブランディング動画とは
インナーブランディング動画とは、社内の従業員に向けて企業の理念やビジョンを伝えるために制作された動画です。
インナーブランディングとは
インナーブランディングとは、社内の従業員に向けて企業の理念やビジョンを伝えることです。
ブランディングには、従業員などの社内に向けて情報を発信するインナーブランディングと、消費者や取引先などの外部に向けて発信するアウターブランディングの2種類があります。
インナーブランディングを行う目的は、企業の理念や価値観を従業員と共有し、自社製品・サービスの魅力を正しく認識できるようになることです。
インナーブランディングの課題を解消できる
インナーブランディングの手法には以下のようなものがあります。
- 社内報
- 社内イベント
- 研修・セミナー
- クレド・ハンドブック
テキストを中心としたインナーブランディングには、従業員への周知徹底が難しい、経営理念やビジョンが浸透するまでに時間がかかる、コストや手間がかかるといった課題があります。
インナーブランディングに動画を活用することで上記のようなデメリットが解消でき、インナーブランディングの効果を高めることが可能です。
インナーブランディング動画のメリット
インナーブランディング動画のメリットは以下の4つです。
- 文章が苦手な従業員にも理解しやすい
- 記憶として定着しやすい
- 一度制作すれば繰り返し利用できる
- 社外へ向けたブランディングにも活用できる
文章が苦手な従業員にも理解しやすい
インナーブランディング動画のメリットは、文章が苦手な従業員にも理解しやすいことです。
企業の経営理念やビジョンは概念的な要素が多く、文章だけでは企業としての想いや熱量を十分に伝えきれません。朝礼などで経営理念を毎日復唱していても、具体的な意味や目的が出来ていないこともあるでしょう。
動画を活用したインナーブランディングなら、文章が苦手な従業員でも直感的に理解できます。
記憶として定着しやすい
インナーブランディング動画のメリットは、記憶として定着しやすいことです。
アメリカ国立訓練研究所が提唱する「ラーニングピラミッド」によれば、文字を読んだ場合の記憶定着率が10%であるのに対して、視覚・聴覚に訴える動画の記憶定着率は2倍の20%となっています。
社内報やハンドブックに経営理念が書かれていても、読み飛ばしたりすぐに忘れてしまったりするかもしれません。視覚・聴覚に訴えるインナーブランディング動画なら、視聴した従業員に強い印象を与えることができ、記憶として定着しやすくなります。
一度制作すれば繰り返し利用できる
インナーブランディング動画のメリットは、一度制作すれば繰り返し利用できることです。
社内報やハンドブックでインナーブランディングを行う場合は、人数分の資料を印刷する必要があります。社内教育・研修を行う場合なら、会議室を用意したり講師を確保したりする手間がかかるでしょう。
インナーブランディング動画は、ほとんどコストをかけずに複製できます。Web上に公開しているなら、メールでURLを伝えるだけで大人数でも視聴可能です。分かりにくい箇所がある場合でも、巻き戻して見直したり、途中で止めて調べたりすることができます。
社外へ向けたブランディングにも活用できる
インナーブランディング動画のメリットは、社外へ向けたブランディングにも活用できることです。
ブランディングには社内向けと社外向けがありますが、基本的に伝える内容は変わりません。社内報やハンドブックといったインナーブランディングの資料を外部の人に見せることはできませんが、動画の形式ならアウターブランディング用の動画として活用できます。
インナーブランディング動画の利用シーン
- 研修・セミナー
- 新人教育
- 社内イベント
- デジタルサイネージ
研修・セミナー
インナーブランディング動画は、社内研修・セミナーで利用できます。
社内研修・セミナーは、インナーブランディングとして効果的な手法です。
インナーブランディング動画を活用することで、テキストによる社内研修・セミナーより視覚・聴覚に訴えることができ、従業員の積極的な参加を促します。
新人教育
インナーブランディング動画は、新人教育でも効果を発揮します。
企業の経営理念やビジョンを理解させることは、新人教育においても重要な要素です。従業員のモチベーションを向上させ、帰属意識を高めることができます。
社内イベント
社内イベントは、従業員同士のコミュニケーションを活発にし、部門間の連携を高める効果があります。社内イベント用の動画にインナーブランディングの要素を盛り込むことで、企業の理念やビジョンを伝えることができます。
デジタルサイネージ
自社オフィスにデジタルサイネージを設置し、インナーブランディング動画を繰り返し流すことで、手間や時間をかけずに企業の理念やビジョンを意識づけることができます。
インナーブランディングは抽象的な概念を従業員に伝えるため、浸透するまでにはある程度の時間が必要です。動画を常時配信できるデジタルサイネージは、インナーブランディング動画の効果的なフォーマットと言えるでしょう。
インナーブランディング動画制作のポイント
- 伝える内容を明確にする
- 従業員目線の内容にする
- ストーリー性を意識する
- コンプライアンスを意識する
伝える内容を明確にする
インナーブランディング動画制作のポイントは、動画で伝える内容を明確にすることです。
経営理念を言葉で伝えるだけなら、動画である必要はありません。抽象的で理解しづらい理念やビジョンを、視覚や聴覚に訴える動画の形式で分かりやすく伝えることが重要です。
どのような理念を従業員に伝えたいのか、どうすれば従業員に理解してもらえるかを意識してインナーブランディング動画を制作しましょう。
従業員目線の内容にする
インナーブランディング動画制作においては、従業員目線の内容にすることも重要です。
専門的な用語や難しい単語を使った動画だと、すべての従業員が理解できるとは限りません。誰にでも分かる言葉と表現を意識し、動画を視聴する従業員の目線で動画を制作しましょう。
また、従業員からの共感が得られる内容にすることも重要です。経営理念やビジョンをただ押し付けるだけでは、従業員から不信感を持たれたり、反発されたりする恐れがあります。従業員からの共感が得られるインナーブランディング動画を制作しましょう。
ストーリー性を意識する
インナーブランディング動画制作のポイントは、ストーリー性を意識することです。
SNSや動画配信サイトの普及により、動画コンテンツは珍しいものではなくなっています。ありふれた内容の動画では、従業員の印象に残らないかもしれません。
ストーリー性を意識したインナーブランディング動画を制作することで、動画を見慣れた従業員にも関心を持たせることができます。
コンプライアンスを意識する
インナーブランディング動画は、コンプライアンスを意識した内容にする必要があります。
社内の従業員に向けた動画だからといって、違法な行為を促したり不適切な時間外労働を推奨したりする内容では、従業員の共感は得られません。不適切な内容のインナーブランディング動画がインターネット上に流出すれば、企業のイメージが著しく損なわれる恐れもあります。
インナーブランディング動画の事例
弊社のドキュメンタリー動画制作サービス「ドキュメンタリーブランディング」で実際に制作されたインナーブランディング動画をご紹介します。
制作する際の参考にしてください。
株式会社絶好調 周年記念・採用にも活用
10周年記念イベントで上映する会社紹介として制作されたインナーブランディング動画です。採用動画としても活用されています。
10周年記念イベントで上映され、その際には、涙する人が続出、社員だけでなく、取引先、お客様にも唯一無二の企業として印象付ける役割を担いました。
「人づくり」に魂を注ぐ情熱社長に率いられ、一人一人のスタッフが成長し、活躍、挑戦する模様が、多くの人たちの心に刻まれ、映像だからこそ伝えられる価値を訴求したインナーブランディング動画です。
秋田の食材を扱うWEBショップ「シンジャパン」
秋田・田舎漬けの工房を紹介するインナーブランディング動画です。
作り手による漬物への想いの話、こだわり、ルーツと共に衛生的な環境で作られている工房の雰囲気も伝わる内容になっています。
SBCメディカルグループ
美容医療業界トップのSBCメディカルグループ 総括院長が自分のコンプレックスを解消できなかったことをきっかけに、自らクリニックを開業し数々の困難を乗り越え今に至るまでを紹介したブランディング動画です。
お客様の気持ちに寄り添い、美容医療業界の問題点を解消しているクリニックというイメージが持てるストーリーとなっています。
インナーブランディング動画を制作するなら「ドキュメンタリーブランディング」
効果の高いインナーブランディング動画を制作するには、ストーリー性を重視することが重要です。
それは、人の行動心理に大きく影響を与える《共感》が生まれやすい映像構成だからです。「説明中心の映像」は、ストーリーがないため、印象に残りづらく、共感を生み出しません。
弊社のドキュメンタリー動画制作サービス「ドキュメンタリーブランディング」では、ゴールから逆算し、お客様の強み、いい部分が引き出されるような「右脳に訴求する共感ストーリー」を描き、その後に「左脳的情報で補完」します。
これまで実証された、最も成果を生みやすい型をベースに、独自の共感ストーリーで、差別化、独自化を図り、お客様のビジネスを加速させます。
「ドキュメンタリーブランディング」が選ばれる理由
- 高い費用対効果と高い満足度
- 映像制作一筋20年以上、信頼の実績
- 動画マーケティング戦略も得意
「ドキュメンタリーブランディング」で期待できる7つの効果
- ビジネスの成約率が飛躍的にアップする
- 独自ポジション確立により値下げする必要がなくなる
- 社風にあったいい人材を採用できる
- 会社のファンができる(リピーターが増える)
- 大切にしている想い、理念、価値観を既存社員へ浸透、共有できる
- 口コミ、紹介が増える
- 質のいい理想顧客が増える
説明中心の堅苦しい動画ではなく、共感型のブランディング動画に取り組んでみてはいかがでしょうか?
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