動画マーケティング、大切なのは再生回数ではなくコンバージョン

動画マーケティング、再生数ばかり意識していませんか?

動画を使って、自社製品をアピールしたい、サービスを届けたい、そんな風に思って実行し、まず気になるのが再生数だと思います。
どのぐらいの人に見られたのか、気になるところではないでしょうか。
再生数は、数字で見えるため、多くの人が指標にしようと考えがちです。
KPIとして、「再生数めざせ1万回!」などと考えてしまう傾向があるのです。

ですが、いくら再生数が多くても、コンバージョンが低ければ、意味がありません。
コンバージョンとは、多くのWebサイトにとって、目標となるものです。
たとえば、メルマガに登録してもらうのであれば、メールアドレスの登録がコンバージョンですし、セミナーの問い合わせをしてもらうのであれば、問い合わせがコンバージョンです。

また、そのものずばり、商品やサービスの購入が目的なのであれば、購入がコンバージョンとなります。
ひとつ成約するごとに、コンバージョンをひとつカウントします。
再生回数あたりのコンバージョンを計算してみましょう!

   

動画を再生したほうが、コンバージョンは高まる

たとえば、ECサイトを考えてみましょう。
商品紹介ページに動画をつけるのと、つけないのとでは、購入の割合、すなわちコンバージョンは異なります。
当然ですが、動画を再生した人のほうが、より商品を手元で見ているように感じることができ、積極的な購入につながるのです。
動画を再生したほうが、商品の訴求につながります。

また、メルマガ登録も考えてみましょう。
メルマガはホームページの右上ないし左上に、メールアドレスの登録フォームをつけて、登録をうながすものです。

ですが、そのメールアドレスの登録フォームの上に、動画があったらどうでしょうか。
メルマガの配信者の生の声を配信することができ、また、顔も見えるので、より安心してメルマガに登録してもらうことができるのではないでしょうか。

   

動画の長さ、どのぐらいが良い?!

コンバージョンに結びつけようと考えた時、動画の長さはどの程度が良いのでしょうか。
動画の長さは、あまりに長尺の動画は避けたほうが無難です。
あまりに長いと、脱落してしまいます。

エンゲージメントという指数があります。
完全視聴率とも言いかえることができ、エンゲージメントは動画視聴の目安になります。
どのぐらい見られているかを考えた時、エンゲージメントが高くなるように、動画を作り込みましょう。

長さは、15秒から45秒程度が良いでしょう。
それ以上長くなると視聴されませんし、15秒以下の短すぎる動画でも、あまり視聴されないことが調査からわかっています。

また、15秒以下の短い動画では、サービスの魅力や商品の特性などを上手に伝えるのは難しいともいえます。
15秒から45秒程度のコンパクトな動画にまとめて、意思決定の前に軽く確認できる、そんな動画にしましょう。
これを、クロージングと呼びます。

たとえば、メルマガの登録フォームにメールアドレスを入力しようか考えていて、最後に動画で配信者のメッセージを見ることができれば、最後のひと押しになります。

また、ショッピングカートに商品を入れていて、購入ボタンに進むのにも、最後のひと押しとして商品の説明を動画で見ることができると効果的でしょう。
ショッピングカートのボタンの最後に、もう一度動画を再生する画面をつけても良いでしょう。

   

購買行動は動画のできに左右される

動画の評価が高ければ高いほど、商品やサービスの購入につながります。
動画のできに、売り上げが左右されるといっても過言ではありません。
そのため、動画の作成には細心の注意をはらいましょう。
何度も再生して動画のできを確認しましょう。

また、かならずiPhoneやAndroidなどのモバイル環境からも再生して、歪みがないかなどをチェックしましょう。
いまは、スマートフォンなどで誰でもいつでも動画が作成できる時代です。
モバイルのカメラはどんどん進化しており、非常に高画質の動画が素人でも作成できます。

ですが、そんな時代だからこそ、中小企業の動画マーケティングは質が重要です。
質と言っても、高画質の動画を高いカメラで作成するのではありません。
動画のクオリティとは、エンゲージメントの高い動画なのです。
そして、エンゲージメントの高い動画は、コンバージョンも高くなります。

   

動画マーケティングはコンバージョンを意識して

動画マーケティングは、商品やサービスの購入のみならず、メルマガの登録やお問合わせなどの成約も意識すべきです。
コンバージョンの確率を大切にしましょう。

動画の再生回数そのものは、目安にはなりますが、成約につながらなければ意味がありません。
コンバージョンを高めるにはどのようにしたらよいか試行錯誤して、自社をアプローチできる動画を作成しましょう。
コンバージョン率が高ければ、費用対効果が良いのでより動画に投資できます。

 

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