1. コンテンツマーケティングを実施する上で重要なこと
コンテンツマーケティングを実施していく上でのノウハウは多数あります。
インターネットをみてみると、さまざまな情報が錯綜しており、何から始めたら良いのかわからない、そんな風に思うかもしれません。
コンテンツマーケティングにまつわるさまざまな情報は、当サイトでも多数お伝えしています。そこで、コンテンツマーケティングにおいてとても重要な点で、
なおかつ見落とされがちな、「スピード」「量」「オリジナリティ」についてみていこうと思います。
2. コンテンツマーケティングはスピードが命
コンテンツマーケティングにおいて大切なもの。それはスピードです。
たとえば芸能人の誰と誰が結婚した、という情報が流れますよね。最近はネットニュースが第一報になるケースも多く、テレビがそれに追随するとか、
先にテレビで第一報が流れて、そこをネットニュースが後追いするケースもあります。
そこで、たとえば2017年12月末には、V6の岡田准一さんと、宮崎あおいさんがご結婚されました。すると「岡田准一」「宮崎あおい」そして元夫の「高岡蒼甫」といったキーワードの検索が一時的に爆発します。
一気に検索ニーズが高まり、知りたいと思う人が増えるのです。
そんなときGoogleはどう動くでしょうか。仮に「宮崎あおい」で検索するユーザーが大勢いたとして、10年前のドラマである「篤姫」について詳しく検索結果を返されても困りますよね。
ユーザーは結婚の詳細や過去の結婚歴、そして二人の出会いといった情報を知りたいのであって、昔のドラマの脚本を知りたいわけではありません。
よって、Googleはこんなとき、更新日を重視します。
新しいコンテンツのほうが最新の情報をアップデートしていると考えられるからです。つまり、常に新しいコンテンツが既存のコンテンツより優先されます。
もちろん、内容が薄い場合は論外ですが、ユーザーはフレッシュな情報を求めていることもあり、最新の情報がSEO上も強くなることを覚えておきましょう。
そしてスピードもとても大切なのです。
しかし、この「結婚」「不倫」「スキャンダル」といった文言は、非常に検索結果が汚れており、デマが飛び交う元凶になってしまいます。たとえば、某大物俳優さんは、やってもいない薬物疑惑をインターネットで拡散されてしまい、裁判を起こしていますし、今やリテラシーの専門家として知られるスマイリーキクチさんは、10年以上もの間、重大事件の犯人としてネットで間違った情報を拡散され大迷惑していました。
こうしたデマがはびこる元凶になるため、今後はGoogleが対策に乗りだす可能性は十分にあります。しかし2018年初頭の段階では、更新日が重視され、スピード感をもってアップデートされたコンテンツが上位にきがちです。
これらはあくまで、トレンドアブログという種類の、爆発的な検索ニーズに対応し、アクセス数に応じてアドセンス利用料が入ってくる、そんなサイトのことです。
トレンドブログもコンテンツマーケティングといえばそうなのですが、目的はあくまでアドセンスの料金です。アクセスがあればあるほど稼げますので、大量の記事がアップされていますし、
何か事件事故スキャンダルが起きたら該当するゴシップをすぐさまアップする、と言うかたちになるのです。
しかしこれはデマの原因となりかねません。よって今後は問題になる可能性は十分あります。現在のところ、スピード感が重視されることを覚えておきましょう。
3. 量も大切!いったい1記事いくら書けばいいの?
丁寧にコンテンツマーケティングを行うのであれば、大切なことはボリューム、すなわち量になります。
冷静に考えてみましょう。「1+4÷2は?」という問題があるとして、ユーザーが求める答えは何でしょうか。それは回答ではないでしょうか。そこで、1,000文字書いていようが3,000文字だろうが、大差ないのです。大切なのは答えが書いていることです。
しかもわかりやすい位置に、流し見していても見つかる位置に、強調され色を変えられ、太字で大きく表示されていることが重要になります。コンテンツマーケティングにおいては、長文のほうが上がりやすいのは事実で、長文になればなるほど、人が読み込んでくれますので滞在時間があがります。Googleはこの滞在時間を非常に重視しているのです。
なぜ長文のほうがSEO上有利なのか。それは当然ですがよく読み込まれるようになるからです。滞在時間が長くなると、読者の満足度が増えます。Googleは読者ファーストのコンテンツを非常に重視するため、結果として長文のほうがあがりやすいというわけです。
2012年頃までは、1記事600文字でも大丈夫だったのです。しかし最近では最低1,200文字ほしいところです。1200文字ならWebの文章になれた人ならスラスラと読めてしまいます。また、似たようなテーマで1,200文字のコンテンツと4000文字のコンテンツがあった場合、長いほうがよく読まれアクセス数も増え、さらには読者の満足度も高いという好循環が発生することに気がつくのではないでしょうか。
Google Analyticsなどを駆使して、アクセス解析してみましょう!きっと思い当たることが数多くあるはずです。ABテストなどを繰り返しながら、自分の理想のWebサイト運営はどのようなものか、PDCAを回していくと良いでしょう。またサーチコンソールも有効です。
4. オリジナリティあるコンテンツをアップしていくには
では、無限にあるコンテンツの中で、オリジナリティを出していくにはどうすれば良いのでしょうか。
それはひとつに、Twitterやインスタグラムの活用があります。テキストだけだとどうしても「パクリ」といった行為が横行しているためTwitterやインスタグラムの投稿を埋め込んで、オリジナリティを出すのです。そうすれば他の人には真似できないコンテンツが仕上がります。
そのためには、SNSを育てていくことも大切です。特にマーケティングを学ぶには、TwitterとInstagramは欠かせないのではないでしょうか。Facebookでも良いのですが、Facebookは基本的に知り合いとつながる構成になっているため、市場原理が働きません。
しかしTwitterやInstagramなら、マーケットのメカニズムが働きます。共感を呼ぶ投稿、シェアしたいと思わせるような投稿があれば、いいね!がついたり拡散されたりしますが、自己満足に徹していてはいいね!はつきません。そうしたマーケットの勉強になるため、非常におすすめなのです。
そしてそれらをコンテンツに埋め込めば、オリジナリティのある投稿にしあがります。
つまり、書き手の主観をいれるのです。主観があれば、同時に共感を呼びます。共感を呼ぶコンテンツはヒットコンテンツになり得ます。しかし、あまりに主観を入れすぎると、今度は情報の正確性に疑問を持たれてしまいますのでさじ加減が難しいところです。
体験談を盛り込むと、他の人には書けないコンテンツが書けてオリジナリティが高まります。それに読者も、そういったプライベートコンテンツを求めています。他のサイトにはないような、個人的な体験が、まるで自分だけに向けて語られているかのような、そのようなコンテンツは非常に愛されます。
5. ペルソナをかなりせばめて、ターゲットを徹底的に絞る
たとえばインターネット上にコンテンツを配信していく上で、ペルソナをついつい広く設定してしまうことがあると思います。仮にあなたが酵素ドリンクを販売したいと考えていて、ターゲットを「30代、ダイエットに興味のある女性」としたところで、それはペルソナが広すぎる可能性があり、刺さらない記事になってしまう懸念があるのです。
ペルソナは深く狭いほうが効果は高く、酵素ドリンクなら「34歳女性。身長159センチ体重63キロ。少し体型の崩れと加齢を気にしている。リバウンドは何度も経験済み。新しいダイエット方法を探している」といった狭いターゲットのほうが効果はあるのです。
ダイエットに興味がある、だけでは対象が広すぎて、広く浅いコンテンツになってしまう懸念があります。それならば、いっそリバウンドと加齢に悩む34歳をターゲットにしてコンテンツを広げていったほうが、読んだ人の心に深く刺さるコンテンツが展開できるでしょう。
そうしたコンテンツであれば、読んだ人にとってとても役に立つコンテンツに仕上がることでしょう。狭いほうがより具体的に執筆することができるのです。こうした狭いペルソナのコンテンツをたくさん書いていくことで、結果として広く大勢の顧客を集めることができるのです。
6. 内容で勝負!付加価値をつけよう
コンテンツマーケティングでオリジナリティを出していくには、スピードと量、そして独自性やペルソナが大切だということをみてきました。何より、コンテンツにはオリジナリティと同時に付加価値も必要です。
ネットで調べたことを書くだけでも結構ですが、結果としてより多くの人を惹きつけるためには、独自性も大切で、経験談や体験談、そしてペルソナが重要です。
こうした基本を押さえながら、どんどんコンテンツを配信していきましょう!そのうち、配信したコンテンツのPDCAを抑えるようになって、コツがわかってきます。
コンテンツマーケティングは、結局のところ内容がすべてです。外部対策や被リンク、そしてブラックハットSEOなどさまざまな手段がありますが、Googleの采配次第で吹き飛んでしまいます。それなら、良質なコンテンツを高めていきませんか。きっと自分にしか配信できない内容があるはずです。
狭くても構わないのでペルソナを立てて、刺さるコンテンツを配信して行きましょう。コンテンツマーケティングの文字数は1,200~で十分です。中身を精査して、無駄に長くならないようにしましょう。長いほうが有利なのは事実ですが、長すぎても読まれません。量も大切で最低でも1000コンテンツは目指しましょう。
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