「ブランディング」という言葉があります。
一方で、広告業界には「マーケティング」という言葉もあります。
双方、物事をセールスして販売するときには、欠かせない用語です。
ですが、ブランディングとマーケティングの違いを正確に説明できる人は意外と多くはないのではないかと思われます。
ブランディングとマーケティングは、一体何が異なるのでしょうか。
同じ広告業界で使われる用語で、意味合いも似ていますが、両者は異なります。何が異なるのか、見ていきましょう。
それぞれ、見ていきましょう。
ブランディングとは、突き詰めれば、「あなたでなければ」の声をいただくことだと考えられます。
お店ならお店で、お客様に、「この店だからこそ買う」という行為をとってもらうことをブランディングと呼びます。
さまざまな趣向を凝らして、ブランディングが可能です。
たとえば、サロンなどであれば、カットやカラーの動画をYoutubeやインスタにアップロードして、ファンを作り、長尺の動画を取って、スタイリストのカリスマ性をアップするような一日の働きぶりを撮影してみるなど、さまざまなブランディングが考えられます。
最近では、SNSが発達したため、TwitterやFacebook、インスタグラム、最新のものではマストドンインスタンスなどでもブランディングが可能です。
そのときに気をつけるべきことは、「統一されたメッセージ」を発信し続けることです。
ブランドの価値を高めて、顧客の購買意欲を高めるには、SNSのテキストや静止画、そして動画などの根底に、統一されたブランドメッセージがなくてはなりません。
そのお店のコンセプトをはっきりと打ち出し、精神面での統一性をはかりましょう。ブランドは財産です。
また、ブランディングとは、お客様の心の中に確立されるものでもあります。
そのため、人によってブランディングの価値が異ならないように、つねに、意識しながらメッセージを伝えていくことも重要です。
ブランディングがはっきりできている企業であれば、お客様はより、強くその企業に惹かれるようになります。
「あなたでなければ」という言葉をお客様から引き出しましょう。
ブランディングができている企業は、自然と、お客様がファンになってくれて、売り上げにつながっていくのです。
一方のマーケティングとは、「売れる」のちからを発揮することだと言えるでしょう。
世の中には、たとえば、個人の職業経験で言えば、学歴や、どこに雇われているかなどを重視しがちです。
ですが、マーケティングとは、「売れる」のちからを意味します。
マーケティングをはっきり理解していれば、個人事業主でも、「何が売れるか」がわかるようになるのです。
マーケティングのパワーをはっきりと自分自身の中に自覚するには、自分自身が、まず自分の欲望に忠実になることが重要です。
たとえば、最近買ったものでもっとも満足度の高い買い物はなんだったのか、節約して消費を削る方向ではなく、満足度の高い買い物をしたのはなんだったのか、考えるなどしてみましょう。
マーケティングでは、自分の欲望に忠実になり、何が欲しいかがわからないことには、他人の欲しいものも理解できないことがわかります。
マーケティングとは、いわば市場活動です。
多数対多数のマッチングが行われ、取引が成立することによって、自分の中にあるさまざまなモノを、「売る」ことができるようになるでしょう。
それは同時に、足元にある自分自身の、「価値」を見つけることでもあります。
その価値に気が付かなければ、自分がどれだけ価値を持っているかどうかを自分の中に見つけなければ、価値は発見できません。
個人のキャリアでいうと、自分に売れるスキルがないからといって、資格の勉強ばかりに時間を取られる、ということになってしまいます。
専業主婦なら主婦で、家事スキルや子育てにおけるマナーのスキルなどがあるはずです。
それに気が付かず、「自分には売りになるスキルが何もない」と悩んでいる主婦の方も多いのです。
マーケティングを身につけることで、このように自分自身も売ることができるようになります。
また、マーケティングができれば、もちろん、企業の中の価値も発見することができ、売り上げにつながります。
いったい社会にどのような価値を提供しているのかを見定め、モノではなく価値を販売できるようになれば、マーケティングは成功だといえるでしょう。
ブランディングとマーケティングは、どちらも何かを売るためには、欠かせない能力であることがわかりました。
違いをしっかり学んで、企業活動に励みましょう。
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