最大1,000万円の補助金を活用し、ストーリー性のある動画をつくろう【2022年度版】

動画制作 補助金

自社、商品の魅力を動画で伝えたいと思っている方に朗報です。

2022年3月17日よりはじまった補助金は、動画の制作費用の一部を補助してくれるもの。

【 J-LOD(5)】(ジェイロッド・ファイブ)という名称の補助金で、「ストーリー性のある映像制作・発信を行う事業の支援」 を目的としたものになります。

 

引用元:J-LOD(5)特設サイトより(顧客の共感を呼ぶストーリー性のある映像制作費の一部を支援)

こちら記事では、動画を活用し、自社のブランディング向上を図りたい、と検討されている方に、補助金 J-LOD(5)について説明させて頂きます。

●補助金 J-LOD(5) とは

|| 補助金申請の対象者は?
基本的には、法人、地方公共団体になります。

補助金利用

引用元:J-LOD(5)特設サイトより

上記の②について補足となりますが、
補助金の財源は、基本的には「法人税」となります。
そのため、未納や滞納がある事業者は、補助金の申請をすることができませんので、ご注意ください。

補助金は、あくまでも企業が成長する取り組みに対して、資金を「補助」するためのものなので、「資金繰りのために、、、」など異なった目的に利用することはNG、当然ながら補助金をアテにしすぎるのもNGです。


|| 補助金の対象分野は?

デジタル配信に適した長さの『ストーリー性のある映像』になります。
ただ、映像といっても、単なるCM、PRムービー、企業紹介、ハウツー動画は対象になりません。

○ 対象となるコンテンツ ストーリー性のある映像(ブランデッドコンテンツ) ・デジタル配信に適した長さのもの(推奨1〜3分、最長15分) ・ジャンルは問いません(ドキュメンタリー、アニメーション含む) ・映像尺が4分を超えるものについてはダイジェスト版(4分未満の映像)を作成すること

× 対象とならないコンテンツ
・製品・サービスの直接的な購買を目的としたもの
・単なる企業、製品紹介、経営者のメッセージのみを映像化したものなど、ストーリー性がない、もしくは薄いもの
・ストーリー性があっても企業姿勢や理念に結びついていないもの(関連の薄いストーリー作品中でのプロダクトプレイスメントによる演出など)

引用元:J-LOD(5)特設サイトより


|| 補助金の応募締切・採否連絡について

▶︎ 申請期間は、2022年3月17日~9月30日まで
①4 月 28 日(木)締切 → 5 月 27 日(金)までに採否通知
②5 月 31 日(火)締切 → 6 月 30 日(木)までに採否通知
③6 月 30 日(木)締切 → 7 月 29 日(金)までに採否通知
④7 月 29 日(金)締切 → 8 月 29 日(月)までに採否通知
⑤8 月 31 日(水)締切 → 9 月 30 日(金)までに採否通知
⑥9 月 30 日(金)締切 → 10 月 28 日(金)までに採否通知

申請締切後の1ヶ月後に採否通知があります。

この記事を作成しているのは、2022年3月なので、まだはじまったばかりで、
最終締切り9月末まで時間ありますが、できる限り早く取り組まれることをお勧めします。

というのも、下記画像に赤字で書いてありますが、応募者が多い場合は、予算の関係上、期限前に終了してしまうからです。

引用元:J-LOD(5)特設サイトより

▶︎ 受給までのスケジュール
申請 ⇒ 審査 ⇒ 交付決定 ⇒ 事業実施 ⇒ 事業完了 ⇒ 完了報告 ⇒ 入金
となります。
※入金されるまで時間がかかりますので、ご注意ください


|| 審査基準について

応募された事業は、以下のポイントで審査されます。当然ながら、提出書類でもある企画書、絵コンテ作成がとても重要になります。

▶︎ 審査基準のポイントは大きく4つ

審査基準について

上記に書かれている通り、求められるレベルは比較的高く、決して容易ではありません。しかし、ここに書かれていることは、是非とも押さえておきたいポイントであることは間違いありません。

そもそもの目的は、補助金を受給することではなく、ブランディング映像によって、貴社ビジネスが活性化し、成長していくこと。

動画制作で高い効果を得るには、このような視点が大切だということを知っておくと、映像制作会社との認識すり合わせが楽だと思います。
同時に、このレベルで話が進められるかどうか、映像制作会社を選ぶ上での選定基準として重要なポイントになります。


|| 補助金の特徴について  〜助成金との違いは?〜

補助金と助成金は、いずれも原則は返済不要です。
ただし、そこにはいくつかの違いがあります。

以下、補助金の特徴です。
●補助金はあらかじめ予算が決まっていて、最大で○○件という決まりがあり、早い者勝ち、抽選になることがある。
●補助金は種類が豊富で、助成金よりも支給額が大きい場合が多い。
●助成金と比べ、倍率が高く、審査合格率は40%ほどと難易度は高い。

助成金は、しっかりと資料を準備すれば支給される可能性は高いですが、補助金は募集期間も短いため、しっかりと資料を準備する時間がなく、結果、内容が薄いものとなり審査に通らない。。。ということが起こりがちです。

補助金に合わせて準備するのではなく、普段からの「ブランディング」への取り組みがとても大切です。


|| 補助金を使って、動画をつくりたいと思ったら!

 J-LODのWEBサイトで、詳細を確認しましょう!
補助金の詳細内容を確認して、自社が求めるものに合う補助金なのかどうか?
社内で検討してみてください。
また随時説明会が開催されているので、そちらも都合があえば、参加することをおすすめします。

②ざっくり企画をまとめる
求められる審査基準に沿って、まずは簡単な企画書を作成してみましょう。

なるべく丁寧につくりたいところですが、そこに時間かけるより、つくりながら、人に見せて、フィードバックをもらって仕上げていく、スピード感覚が大切です。

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1)ブランディングの目的を明確にする

自社の抱える課題を整理し、それらを踏まえたブランディングの目的とコンセプトを明確に掲げる

2)ターゲット、ベネフィットの設定
目的の達成のために、誰に、どんな価値を伝えるか決める

3)デジタルメディアの活用
訴求したいターゲットに合わせメディアの特性を理解し、それぞれを連携させた計画をたてる

4)映像コンテンツの種類と表現手法
ブランディングの目的にあわせ、コンテンツの種類や表現手法、映像の尺を選定し、見た人が共感し、ついシェアしたくなるようなコンテンツを制作する

5)期待する効果とその計測
コンテンツ視聴者の行動・意識などにどのような影響が出るかポイントを決め、その計測方法を考える。定性的、定量的目標(主に数値)を設定する。

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核となる部分を決まったら、早速、次のステップへ進んでみましょう。

③動画制作会社に相談する
簡単な企画書ができたら、複数の動画の制作会社に相談することをおすすめします。制作会社など第三者視点が入ることで、自社だけでは思い付かないようなアイデア、新しい視点などを得られる機会となります。

▶︎動画制作会社の選ぶ上での大切なポイントはこちら
 
<1> ストーリー性のある動画を作れるかどうか(実績を確認)
<2> 動画制作だけでなく、マーケティングの知見があるかどうか
<3> 補助金に詳しい事業者かどうか

ミーティングをしたら、企画書だけでなく、お見積も確認ください。
動画は内容次第で、後から追加料金ということも起こりかねません。
そうなると自己負担額が増えますので、慎重にすり合わせていくことが大切です。

④申請に必要な書類を用意する

1)事業者に関する書類
・登記簿謄本 ・直近2期分の決算者 ・補足資料※会社案内、パンフレットなど
2)添付書類
・企画書 ・絵コンテ ・収支計画フォーム(※指定フォーム)・実施体制図など


|| まとめ

今回の補助金の対象である、「ストーリー性のある映像」というのは、いま注目のブランディングツールであることは間違いありません。

実際に、ドキュメンタリーブランディング®︎というサービスを提供している弊社ですが、ストーリー型のブランディング映像は、
・企業のブランドイメージ向上
・売り上げアップ(成約率の向上に高い効果)
・社風にあう人材採用につながる(離職防止、ミスマッチ防止、内定辞退の減少)

で高い成果を得られています。

左脳訴求の「説明型」動画ではなく、右脳訴求の「共感型」動画の方が、そもそも見てもらいやすく(視聴維持率も高く)、ストーリーを通じて、大切な思い、メッセージが伝わりやすいものです。

ぜひ、ストーリー性のある動画作りを通じて、次のステージへ進んでいく起爆剤となれば嬉しいですし、その一つのきっかけとして、この補助金を活用してみるのは数ある戦略の選択肢の一つではないでしょうか。

無料でストーリーブランディングに関する資料も配布中ですので、ぜひこの機会に参考にしていただけたら幸いです。
※画像クリックで外部サイトへ

 

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ABOUTこの記事をかいた人

隈部 周作

動画マーケティングの教科書 編集長 株式会社イメージ・ジャパン 代表取締役  プロデューサー 1978年生 熊本県出身。高知大学卒業後、マザーズ上場コンサル会社を経て、株式会社イメージ・ジャパンへ。独自のクリエイティブ×マーケティング展開により、年商を入社時の5倍までに成長させる。 集客に強いWEB制作&動画制作を融合させ戦略立案から制作まで手がける。 ■動画制作実績:上海万博・日本郵政PR映像「日本の絵手紙」など