クックパッドとデリッシュキッチン、同じ料理サービスでも動画にはこれだけの優位性が!

video1331. 料理のコンテンツが人気のわけ

昔から日本人はすべて手料理のご飯を好みますよね。それは外国から見たら驚嘆すべきことで、それだけ日本人は食へのこだわりがすごいのです。
しかし、そんな日本で、特に女性の社会進出が進んだことで、手軽に簡単に、なおかつ見栄えが良くて美味しい料理を食べたいというニーズが高まってきました。

それを受けて大きく成長したのが、クックパッドとエブリーが行っているデリッシュキッチンです。クックパッドは主に料理のレシピをスムーズに探すことができます。
そしてデリッシュキッチンは1分動画が売りなのです。

この両者はやってることが非常に似ていますが、ビジネスモデルは絶妙に異なります。どのような点をキャッシュポイントとして課金し、どのような点が異なるのでしょうか。

video1332. 検索に制限をかけるクックパッド

クックパッドは国内最大級の料理サイトです。アクセス数は6000万PVともいわれており、日本人の殆どが見ているサイトだと考えていいでしょう。それだけ膨大なトラフィックをさばくには強固なサーバーも必要ですし、すぐれたエンジニアも確保しなければなりません。何よりビジネスとして成立させていくには、ユーザー投稿のレシピをいかにして課金モデルに誘導していくか、ということになります。

ここで、クックパッドは検索方法を制限することで課金モデル、プレミアムユーザーを確保しています。検索が自由にできるのはプレミアムユーザーだけで、たとえば人気レシピやランキングなどを見ることができるのもプレミアムな課金したユーザーだけです。

こうして有料のユーザーを獲得しています。ランキングや人気のレシピは、みんなが良いと思うものは良いだろうという心理が働いて、見たいという人が多いのです。これは決して、日本人が皆と同じことをしたがるというわけではなく、クックパッドのレシピは作ってみないと味がわからないため、人がすでに試してみて、なおかつ評判の良かったレシピを選ぶことは、時間の節約にもなるのです。

なぜクックパッドがここまで伸びたか。それは日本人の料理好きもありますが、なんといっても時間がない人が増えたのです。共働きが増加し、子育てをしながら外で働かないと、子供の教育費を稼ぐことができない経済環境になってしまっています。しかし、食事だけはしっかり取りたいという思いも強く、それがクックパッドの、手軽で失敗がなく、なおかつ美味しいレシピを探したいというニーズにつながっているのです。

video1333. デリッシュキッチンの優位性

では一方のデリッシュキッチンはどうでしょうか。
デリッシュキッチンを運営するエブリーは20億円の資金調達に成功しました。
デリッシュキッチンの特徴は、動画が1分というかなり短いテンポで展開されること。
短いのであっというまに見終わり、さあ、料理しよう!という気になれます。
また、醤油小さじ1杯、といった文字ではわかりづらい分量も、ヴィジュアルで確認することができるため、あまり昔の分量サイズ感に慣れていない若人にも人気です。

デリッシュキッチンの課金ポイントはどこでしょうか。
それは、まず無料で使ってもらってユーザーを増やし、そこからさらに、料理本の出版社や料理研究家とのコラボを使って、糖質制限のメニューや離乳食のレシピといった、ちょっと変わった料理、つまり特殊でノウハウを必要とする料理にのみ、課金ユーザーを誘導していきたいと考えているようです。

カロリー制限などのダイエットメニューは人気が高いのですが、まとまったコンテンツとして見つけることがこれまでは難しかったのです。そこで、絞込して、デリッシュキッチンが提供していくという形です。コラボ相手にも収益を還元し、Win-winで、よりお金を払ってでも見たいと感じる特殊なメニューに特化していきたい考えなのです。

video1334. まずは日本での展開でマーケットを制覇すること

クックパッドもデリッシュキッチンも、日本制覇が近づいています。
しかしまだまだ海外へのアプローチはこれからで、また海外と日本は動画の展開方法やレシピに対する考え方、なにより食文化が異なります。

よって、今後、たとえばデリッシュキッチンは良いコラボ相手がいたら、海外展開も考えている、というレベルで、まだまだのようです。しかし動画でレシピを配信している以上、無限の可能性があることは確かでしょう。

クックパッドも動画サービスをリリースしましたが、まだまだデリッシュキッチンには及びません。今後、料理のコンテンツを巡って、熾烈な戦いが繰り広げられることでしょう。他にもクラシルやバズフィードのTastyなどもあり、いま料理動画は非常に熱いのです。今後どのような展開になっていくのか、楽しみにしましょう。

スマホを飛び出して、リアル店舗やデジタルサイネージとのコラボも考えているようです。

 

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