ニコニコ動画のドワンゴが話題のMastodon(マストドン)をリリース。動画マーケティングの未来は!?

ドワンゴがマストドンインスタンスを開始

2017年4月に突如話題となった、新しいSNSのMastodon(マストドン)。
分散型SNSで、一社が独占して投稿を保持するのを防ぎ、ユーザーは気に入ったインスタンスから各自いろいろな相手をリモートフォローできます。

もちろん、インスタンスごとにアカウントを登録してもいいのですが、現在のところ、数多くのインスタンスが立ち上がっており、mstdn.jp(通称:JP鯖)、イラストが描けるPixivが立ち上げたPawoo(パウー)、に次いで、アカウント登録数が多いのが、ニコニコ動画のドワンゴ社が立ち上げたfriends.nicoです。

インスタンスによって、雰囲気は異なります。
世界中のインスタンスと連合を組むことができるのですが、JP鯖は勢いが早く、Pawooはイラストが多く、friends.nicoは、昼間のタイムラインがスピーディである印象です。

動画マーケティングにどのような影響を与えるのでしょうか。

   

1. 「お気に入り」が「ニコる」

Twitterは、通称「ふぁぼ」と呼ばれていたお気に入りボタンを、いいね!に改変し、マークもスターからハートに変更しました。
これには賛否両論があったようです。
また、Facebookはもとから、いいね!です。

そして、SNSにおけるコミュニケーションで欠かせないこの「お気に入り」機能ですが、friends.nicoでは、「ニコる」と表現されています。
マストドンはオープンソースのため、誰でも自由に改変できるのです。

また、ニコニコ動画アカウントと、friends.nicoのアカウントを連携させることができるのですが、いまのところ、ログイン機能だけのようです。
ですが、これがあることによって、ニコニコ動画のいわゆる「生主」(ニコニコ生放送をする人)が、本人であると証明できるようになります。

また、プロフィールページの自分自身のプロフィール画像のところにも、「マストドンテレビちゃん」のマークが付き、連携したことを示しています。
ニコニコ動画でメジャーになった有名生主が、ユーザーを引き連れてfriends.nicoに移ってくることも考えられ、マストドンは急激にユーザー数を伸ばしています。

ですが、2017年4月末の時点で、急激に3万アカウントほど作られたのは、スクリプトで自動作成されたアカウントも多数あるようです。
運営のドワンゴも、対策に乗り出しています。

JP鯖では、一度、サーバーをリセットするために、アカウント情報がいったん全削除されたことがありました。
その後、またユーザーがアカウントを取り直したのですが、著名なアカウントが数多くIDをサイバースクワットされていたことなどもあり、間違えてフォローする人が続出しました。

ニコニコ動画アカウントとfrineds.nicoの連携は、そうしたトラブルを事前に防ぐことができます。
ですが、マストドンはまだ新しいサービスのため、パスワードの使い回しは危険です。

   

2. 動画はURLでしか投稿できない

マストドンは、今のところ動画再生に対応していません。
ニコニコ動画のURLを投稿しても、URLが表示されるだけで、動画のプレビュー機能などもついてません。

画像の場合は、8MBまでアップロードできるので、動画のプレビューは自分でプレビュー画面のスクリーンショットを取って、URLとともに画像をアップロードする必要があります。
企業アカウントも、動きの素早いベンチャー企業から順番にアカウントを開設しており、今後動画マーケティングの分野でも使われそうです。

Youtubeも、今のところURLしか表示できず、プレビューは自分でつけなければならないのですが、mathtod.onlineのように、数式が表示できる数学愛好家のためのマストドンなども登場しており、今後は動画に特化したマストドンが登場する可能性はあります。

ですが、動画表示は、サーバーにたいへんな負担をかけるため、まだまだ個人オーナーの多いマストドンでは、開発できるインスタンスの動画は短いものだと考えられます。

   

3. JP鯖との関係は?ぬるかる氏がドワンゴ入社

JP鯖をいちはやく立ち上げた、筑波大学大学院生のぬるかる氏(@nullkal)は、大学院を休学して、ニコニコ動画のドワンゴ社に入社しました。
ゴールデンウィークに開催されるニコニコ超会議にも参加予定です。

ですが、いまのところJP鯖とfriends.nicoは連合を組んでいるのみで、統合などの予定はないとされています。
JP鯖がドワンゴ配下になったことで、今後は動画マーケティングの分野に手を出す可能性は十分あります。

マストドンはRubyで開発されており、データベースはPostgresです。
そのため、CW(コンテンツワーニング)の形で、閲覧を許可した人だけ動画を表示するようにすれば、サーバーへの負担も減るのではないでしょうか。

   

今後に期待、マストドン

企業アカウントもちらほら登場したものの、まだまだ大手企業はマストドンに参加していません。
ですが、JP鯖は9万人、friends.nicoは35000人のユーザー数を抱えており、いまもっとも勢いのあるSNSのため、動画への対応が待たれます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

動画マーケティングの教科書 編集部

スマホひとつ、無料ではじめられる動画マーケティングは、これからのビジネスに欠かせないものになります。 前職も、年齢も、趣味も、性別もバラバラな編集部ですが、それぞれの強みを活かしながら、皆様にとって価値ある情報を発信していきます。記事のシェア、感想も大歓迎です。